<Poem No.2020-201>完全な姿

人は 神さまのように

「完全になりたい」

「全き存在になりたい」と願う

完成されている と云うことは

安定した心であること

君の御心のように

<Poem No.2020-191>風車

草の原に寝転んで

大空を見上げる

草枕が青く匂い

虫の音が さんざめく

時は過ぐ

急いでいる人が

見落とした

風車が回る

ゆっくりと時が過ぎてゆく

風車のように

「詩集 しあわせ を めざすなら」発売

みなさん、こんにちは。雨音多一です。

今日は、この度発売になりました、詩集のお知らせです。

2019年後半から2020年前半までのポエムを

一冊の本にまとめました。

タイトルは「詩集 しあわせ を めざすなら」です。

99篇のポエムが収められています。

アマゾンさんより買うことが出来ます。

気になった方は、是非チェックしてみてください。

アマゾンさんで「雨音多一」と検索してみてくださいませ。

雨音多一著 「詩集 しあわせ を めざすなら」

「気づく」こととは、何でしょうか。
それは、発見であり革命であります。
人は皆、詩人ではないのでしょうか。
自分の人生を切り拓く、ひとりの詩人。
それは路傍の花に美を見出し、大空の雲に季節の訪れを感じるのです。
その根底にあるのが「詩人のこころ」なのです。

(本文「はしがき」より抜粋)

全99篇からなる詩集。
詩人、雨音多一の2019年後半から2020年前半までの作品を選出。

みずみずしい感性の言葉の数々を、あなたに。

(作品中より抜粋)

「私」

まじらない勇気
大勢の中にいても
私は私でいたい

言い出す勇気
静寂の中にあっても
私は私でいたい

どんな私が
私らしいのか
それを決める毎日

「口実」

夢見がちな日々には
伝えることがなくても
君に会いたくなる

「ウソをついてもいい?」
会う口実をつくるのに

ウソをついても許されるのだろうか

それで君が微笑むなら

<Poem No.2020-137>想い

君が いま 隠した想い

どこまでも

真っすぐで 清らかな

想い

忘れないで

想いには

波紋のような

波動があることを

君の想いが

君のまわりに 影響を及ぼすのだ

<Poem No.2020-132>覚醒

今 ひらいた扉

眠りよりも 目覚めに似て

旅人のように

突然訪れる人の

投げかける言葉に似て

解放された想いは

自由に大空をかける

あの鳥たちのように

<Poem No.2020-131>旅の終着点

草原を駆ける君

どこまで行くのか

遠き旅の果て

目的地を見つけるまで

旅は終わらない

もし目的地を見つけたなら

そこへ向かうだけだ

旅の終着点へと

<Poem No.2020-130>太陽と月

ビートを刻む

命の鼓動

心臓がそうであるように

太陽もまた

同じ周期を繰り返す

夜を経て 朝を迎え

太陽が昇り 月が沈む

いま 永遠はここにある