<Poem No.2020-191>風車

草の原に寝転んで

大空を見上げる

草枕が青く匂い

虫の音が さんざめく

時は過ぐ

急いでいる人が

見落とした

風車が回る

ゆっくりと時が過ぎてゆく

風車のように

<Poem No.2020-130>太陽と月

ビートを刻む

命の鼓動

心臓がそうであるように

太陽もまた

同じ周期を繰り返す

夜を経て 朝を迎え

太陽が昇り 月が沈む

いま 永遠はここにある