<Poem No.2020-137>想い

君が いま 隠した想い

どこまでも

真っすぐで 清らかな

想い

忘れないで

想いには

波紋のような

波動があることを

君の想いが

君のまわりに 影響を及ぼすのだ

<Poem No.2020-132>覚醒

今 ひらいた扉

眠りよりも 目覚めに似て

旅人のように

突然訪れる人の

投げかける言葉に似て

解放された想いは

自由に大空をかける

あの鳥たちのように

<Poem No.2020-131>旅の終着点

草原を駆ける君

どこまで行くのか

遠き旅の果て

目的地を見つけるまで

旅は終わらない

もし目的地を見つけたなら

そこへ向かうだけだ

旅の終着点へと

<Poem No.2020-130>太陽と月

ビートを刻む

命の鼓動

心臓がそうであるように

太陽もまた

同じ周期を繰り返す

夜を経て 朝を迎え

太陽が昇り 月が沈む

いま 永遠はここにある

<Poem No.2020-124>太陽と君

深い闇のなかから

深い海溝のなかから

やってくる影

やさしさと憂いを内に秘めて

哀しみと別れ

暗い影を連れて

野へと出た君

今 太陽を浴びて

心を解き放て

<Poem No.2020-114>勝利の反対

話があちこちに飛ぶ

日曜 朝9時のキッチン

「Win Win なんて存在しない」

あるのは

「もちつ もたれつ だけだ」と

君は云う

「勝利の反対は、敗北である」

負けた相手にこそ

握手を求めるのだ